ガス自由化による料金的メリット

ガス自由化で料金プランは大きく変化！

2017年4月より、ついにガスの自由化が実現しました。電力自由化でも、多くの企業が新規参入し、料金競争が行われていますが、ガスの自由化でも、消費者にとって一番の期待は、やはりガス料金が安くなることではないでしょうか。今回のガス自由化によって、ガス会社はもちろん、電力会社も多く参入を表明しています。
こんなに多くの会社からどこの会社を選べば安くなるのか、と悩まれる方も多いと思いますが、ガス料金を安くする上でのポイントは、会社を比べるよりも、プランを比べる、という意識を持つことです。それぞれの家庭によって、ガスの使い方は様々です。例えば、大家族で年間を通してガス代が高くついてしまう家庭もあれば、家の中が冷えやすく冬季のガス代だけが高くつく家庭もあるでしょう。
各々のガスの使い方、年間を通しての値段の差などをまずは整理することが大切です。それによって、年間を通して３%割引をしてくれるプランを選ぶべきか、冬季のみ10%割引をしてくれるプランを選ぶべきか、といった具体的な料金プランが定まっていくと思います。また、これまで契約していたガス会社でも、「機器割引」というような新たな割引プランがスタートしている可能性が高いので、家にあるガス機器の見直しをし、家庭の実情にあったプランを探してみることをおすすめします。

ガスと電気を組み合せると割引があります

2017年の４月から、電力自由化に続いてガスも自由化されました。ガスと一口に言っても、今回の自由化は都市ガスに付いてです。都市ガスは地中のガス管を通して各家庭に供給されます。そのガス管を、新規参入したガス会社が使わせてもらうのですが、これは電力自由化と同じです。ガスの自由化の目的は、ガス管の新規整備・相互接続に依って災害時にもガスが止まらない様にする、天然ガスの安定供給、ガス料金を各社の競争に依って下げさせる、他業種からの参入が増えると技術革新も進む、といったものが挙げられます。
現在既に３０社以上が新規参入を果たし、消費者もどれを選ぼうか、或いは今迄のままの会社を利用するか考えなくてはならなくなりました。そのままの会社を使っても全然構いませんが、ガスと電気をセットで申し込むと割引がある会社が殆どなので、ガスと電気を同じ会社にする、と言うのが基本になるかと思います。
（欧米ではガスと電気は同一の会社に頼みます。）又、冬にガス暖房を使う家庭なら、1年間で電気代よりガス代の方がやや高いでしょうから、ガス会社は変えずに電気を申し込むと良いと思います。プロパンガスは既に自由化されていますが、都市ガスが自由化されるのに合わせてガス料金を公開し、値下げ競争、サービス競争が始まる動きが出ています。